サステナブル、エシカルなバッグブランド10選。再生プラスチックやヴィーガンレザーなど、様々な素材に注目しよう

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す、SDGs(持続可能な開発目標)が設定されてずいぶん経ちました。
世界中の国々、企業が続々とサステナブル(持続性がある)で、エシカル(環境や社会を大事にする)な方針を打ちだしていますよね。
特にファッション業界ではサステナブルファッションへの移行が業界全体で進められていて、脱ファストファッションをかかげ、サステナブルな素材の使用へ転換するブランドが急増しています。

しかしながら、各ファッションブランドの動きと私たち消費者の価値観が調和することも大きな課題です。環境省が専門のwebページを作るなど、サステナブルの価値が消費者へ正確に伝わるような流れもできてきています。
(参考ページ/サステナブルファッションぺージ(環境省):https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/)

私たちの運営するOQRU STOREでも環境に優しい商品を、まずはバッグから取り扱いを始めました。

今回はOQRU STOREで扱う商品も含めた、SDGsを目指したサステナブル、エシカルなバッグブランド10選をご紹介します!

目次

サステナブルなバッグ素材:リサイクルプラスチック


Atelier nuu (アトリエヌウ)

アトリエヌウ サステナブル トートショルダーバッグ
トートショルダーバッグ

世界全体で年間約800万トン、日本国内からは2~6万トン発生していると推計されている海洋プラスチック
なかでも漁業に使われる『漁網』が占める割合はとても大きく、日本では海外からの漂着ごみのうち40%ほどが漁網です。

そして漁網は海洋ごみのなかでも特に分解がしづらく、約600年は海を漂い続けると言われています。

まずご紹介するのは、そんな廃棄漁網を原料にした生地で作られたサステナブルなトートバッグです。

北海道の道東エリアで回収した廃棄漁網を原料としたナイロン生地を、兵庫県豊岡市のAtelier nuuというブランドがバッグに仕上げました。
デザインや機能性だけでなく、豊岡鞄として認定される高い品質が輝く逸品です。

画像の商品はトートバッグとショルダーバッグの切り替えができるバッグ。
他にも横幅が広めのトートバッグもラインナップにあります。

【参考文献】
(出典:環境省(2018)「中央環境審議会循環型社会部会プラスチック資源循環戦略小委員会(第3回)
議事次第・配付資料」参考資料1「プラスチックを取り巻く国内外の状況<第3回資料集>」

https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/900418601.pdf

ブランド設立地域日本 豊岡市            
使われる素材廃棄漁網を原料にしたナイロン
主な商品トートバッグ、ショルダーバッグ

強靭で軽い生地優れた縫製技術2WAYの汎用性という、サステナブルでありながら高いスペックのバッグです。

こちらの商品はOQRUSTOREでも取り扱いがあります。

【期間限定セール】
アトリエヌウ
漁網再生バッグ 全品20%オフ!
セール期間:3/17 12:00~3/24 11:59まで

バッグについての詳しい情報はこちらをご覧下さい。

GOTBAG (ゴットバッグ)

海洋廃棄プラスチックから作られたリュック

サステナブルファッションの先進国、ドイツ発のリサイクルバッグブランド
原料となるのは海洋プラスチックごみが問題となっているインドネシアで回収された海洋廃棄プラスチック

約1500人の協力漁師、NGO団体が海洋廃棄プラスチックをインドネシアで回収・分別し、それを元に作られた環境に優しいリサイクル生地でバッグが作られています。

環境負荷の低減だけでなくデザインにもこだわっていて、
生地を熱圧着することで縫い目を極力なくしたデザインがスタイリッシュ。
画像のリュックは、サステナブルファッションに不足しがちな使い勝手にも長けたリュック。

(参考文献:株式会社三栄コーポレーションOur Earth Project・gotbag
/ https://ourearthproject.jp/brand/gotbag)

ブランド設立地域ドイツ         
使われる素材海洋廃棄プラスチックの
リサイクル生地
主な商品リュック、ボストンバッグなど

ヨーロッパブランドらしい、シンプルだけど少し未来的なデザインがお洒落です!

詳しい情報はこちら


ETHICALTOMMORROW(エシカルトゥモロー)

ETHICALTOMMORROWのエコバッグ
エコバッグ

日本ではプラスチックのリサイクル率が84%と公表されていますが、
そのうち68%は「サーマルリサイクル」と呼ばれるもの。
サーマルリサイクルとは、ゴミを燃やし、その熱をエネルギーとして燃やす。
要はごみ発電なのです。


エシカルトゥモローはこのサーマルリサイクル率の高さを問題視し、
廃棄物を製品原料として再利用する「マテリアルリサイクル」への移行を促すため、リサイクルバッグを作りました。

画像の商品はそんなサステナブルな素材を使ったエコバッグです。
サステナブルファッションを、普段の生活にまで気軽に取り入れることができます。

(参考文献:エシカルトゥモローHP/https://ethicaltmr.thebase.in/)

ブランド設立地域日本 東京        
使われる素材再生ペットボトルリサイクル生地
主な商品エコバッグなど

便利さだけでない、おしゃれで大容量のエコバッグなどを取り扱っています。

詳しい情報はこちら


サステナブルなバッグ素材:アップサイクル品

AIR PAQ (エアーパック)

AIRPAQのリュック
リュック

ドイツの発のサステナブルブランド。
車の廃材B品をアップサイクルしたリュックやバッグを手がけています。

なかでもリュックに人気があり、

  • バッグ本体:エアーバッグ
  • 肩ひもやベルト:シートベルト
  • リュックの蓋:シートベルトのバックル

といった、車という素材そのものを活かしたデザイン。
サステナブルファッションらしさと、現代のお洒落をうまく融合したため、様々な世代から高く評価されました。

デザインだけでなく、機能性も高いためビジネスにも使えるのも高ポイントです。

ブランド設立地域ドイツ       
使われる素材自動車部品の廃材、B品
主な商品リュックなど

車の材料なだけあって、素材の強度も強くとてもしっかりした作りです!

OQRU STOREでも取り扱いがあります。


詳しい情報はこちらをご覧下さい。

RICCIEVERYDAY (リッチーエブリディ)

RICCIEVERYDAYのアケロバッグ
アケロバッグ

RICCIEVERYDAYは、カラフルなアフリカンプリントを使用したバッグや雑貨を取扱うブランド。
事業活動を通じて、世界中の女性が本来のありたい姿を見出し実現することができる世界を目指しています。

多数のファッションアイテムをウガンダの工房で作っていて、工房ではシングルマザーや元子ども兵などを作り手として迎え入れています。

お客様だけでなく、事業に関わる人すべてを応援する、エシカルなファッションブランドです。
また、”No More Plastic Please”を掲げ、近年大きな問題となっているプラスチック素材を使用しない製品づくりや販促に努めるサステナブルな側面も持ち合わせています。

(参考文献:RICCIEVERYDAYHP / https://www.riccieveryday.com/)

ブランド設立地域日本 東京       
使われる素材プラスチックを使わない環境配慮素材
主な商品バッグ・小物

エシカルな背景、サステナブルな素材という現代社会において非常に価値の高いファッションブランドです。

詳しい情報はこちら


BRIDGE SETOUCHI (ブリッジセトウチ)

BRIDGE SETOUCHIのトートバッグ
トートバッグ

こちらも同じく生産ロス品を利用したブランド。
通常は産業廃棄物として処理される、生産ロスのブルーシートをアップサイクルした、サステナブルなトートバッグを作っています。

元々は平成28年の熊本地震をきっかけに誕生した団体「BRIDGE KUMAMOTO」が行っていた復興活動から。
BRIDGE KUMAMOTOでは、被災地で使われたブルーシートを回収し、コサージュ、バッジ、トートバッグを作り収益を復興への寄付に充てていました。

平成30年7月の豪雨で被害を受けた岡山でも「BRIDGE OKAYAMA」が立ち上がり、同様の活動を行っていました。
この活動を、引き継いで生まれたのが、「BRIDGE SETOUCHI」というサステナブルであり、エシカルなブランドなのです。

ブルーシートが素材ですので軽く、強いトートバッグとなっています。

(参考文献:萩原工業株式会社・BRIDGE SETOUCHI ブルーシードバッグ/
https://hagihara-pls.com/productview/product-2107/)

ブランド設立地域日本 岡山     
使われる素材ロス品になったブルーシート
主な商品トートバッグ

なんとバッグの売上の30%は、瀬戸内地方の災害復興、防災・減災の基金として役立てられます!

詳しい情報はこちら


SEAL (シール)

SEALのトートバッグ
トートバッグ

廃棄されたタイヤのチューブを再利用した日本のサステナブルバッグブランド。
国内外より回収したチューブを、何度も洗浄して使っています。

元々湾曲しているうえ、使用条件で厚みが異なるタイヤのチューブからバッグを作るために、
職人が一つ一つ微調整をしながら加工していきます。

環境に優しいバッグを作るために、とてつもない労力が注がれているのです。

画像の商品はトートバッグですが、多種多様なサステナブルバッグや小物を製作しています。

(参考文献:株式会社モンドデザイン ・SEALブランドのコンセプト/
https://www.seal-brand.com/concept/index.html)

ブランド設立地域日本 東京     
使われる素材自動車のタイヤのチューブ
主な商品トートバッグ、ショルダーバッグ
リュック、ビジネスバッグ、財布など多数

バッグの種類も豊富なうえ、財布などの小物も充実していますよ!

詳しい情報はこちら


サステナブルなバッグ素材:ヴィーガンレザー

LOVST TOKYO (ラヴィストトーキョー)

アップルレザーのリュック

LOVST TOKYOは野菜やフルーツを原料にした素材のバッグやファッション小物を手がけるサステナブルブランドです。

代表的な素材といえるのが、廃棄リンゴを原料とした「アップルレザー

りんごジュースの生産工場から出る食品廃棄物の問題を解消したいという想いから始まりました。
工場では大量のりんごの絞りかす(皮や芯)が廃棄されます。

イタリア北部の果樹園では、収穫される年間220万トン以上ものりんごのうち、5万トン以上ものりんごが産業破棄されたり、一部投棄されていたために異臭の原因になっていました。

それらを合成レザーの原料の一部として作られたものが、環境に優しいアップルレザーの始まりなのです。

(参考文献:ラヴィストトーキョー株式会社HP・LOVST TOKYOについて/
https://lovst-tokyo.com/pages/brand-page)

ブランド設立地域日本 東京     
使われる素材野菜やフルーツを原料にした各種素材
主な商品各種バッグ、リュック、財布
アクセサリーなど

商品だけでなく、商品の配送などにおいてもゴミやプラスチックの排出を
減らすような取り組みをしているサステナブルファッションのブランドです!

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JW PEI (ジェイダブリューペイ)

JW PEIのハンドバッグ
ハンドバッグ

全ての商品に、ヴィーガンレザーリサクルプラスチックを使用している
ロサンゼス発のサステナブルファッションのブランド。

過度な装飾はない、いわゆるミリマルなデザイン。
現在、そいうったシンプルさがトレンドとなっていて、人気を博しています。

そして何よりも他のヴィーガン素材を使うブランドよりも手頃な価格で買えることが特徴。

アメリカのセレブ達に愛されたこともあり、人気にいっそう拍車がかかったブランドです。

(参考文献:JW PEI HP / https://jp.jwpei.com/)

ブランド設立地域アメリカ     
使われる素材ヴィーガンレザー
リサイクルプラスチック
主な商品ハンドバッグ、ショルダーバッグなど

お値段以上の使い勝手の良さ、多彩な色展開も人気の秘訣です!

詳しい情報はこちら


PINAMORE (ピニャーレ)

PINAMOREのトートバッグ
トートバッグ

大阪にある本革の製品の中心に製造している老舗メーカー。
SDGsの観点から、ピニャテックスというイギリス発のパイナップルの葉の繊維を使ったヴィーガンレザーに着目し、
自社製品への導入を行い生まれたサステナブルファッションのブランドです。

従来、パイナップル農家は葉を廃棄(燃やす)することしかできませんでした。
このパイナップルレザーが生まれたお陰で、二酸化炭素の排出量は減り、農家は葉を売ることで新たな収益を得られるようになったのです。

機能性の側面では、比較的水にも強く、軽量
サステナブルファッションというだけでなく高性能な素材、それを老舗の高い技術で製品化した、ハイスペックなブランドです。

(参考文献:株式会社ナダヤHP / https://gigaplus.makeshop.jp/nadaya/pinamore/index.html)

ブランド設立地域日本 大阪     
使われる素材パイナップルレザー
主な商品トートバッグ、ポーチ
財布、各種小物

創業60年の老舗メーカーが、本革から離れる決断をしたということに時代の変化、メーカーさんの覚悟を感じます。

詳しい情報はこちら


環境・社会に優しいだけだなく、あなたらしい物を

ここでご紹介したサステナブル、エシカルなバッグブランドはまだまだ数あるなかの一つでしかありません。
今回ご紹介したなかでも、環境に優しいだけでなく、おしゃれだったり、機能的であったり、ユーモアがあったりと多種多様なバッグがありました。

環境・社会に貢献するだけでなく、あなたらしいお洒落を楽しむ。

そんなサステナブルファッションはこれからも続々と登場していくはずです!

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この記事を書いた人

KUBOのアバター KUBO バイヤー/メディア担当

OQRU STOREのバイヤー兼、メディア担当兼、バッグ職人。
2022年8月から入社したフレッシュな新入社員(おじさん)
使うと味のでるものや、妙に細かいところをこだわった商品が好き。
欲しいものはだいたい高い。

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