おしゃれなスリッパ、バブーシュの魅力とは?綿&ジュートのおしゃれな洗えるバブーシュもご紹介

バブーシュってご存じですか?
言葉を聞いたことがなくても、上の写真を見て、形だけは見たことがある方は多いと思います。

今回は、

  • バブーシュとは何か
  • バブーシュのメリット
  • オクルストアがおすすめするバブーシュのご紹介

といった内容でお話していきたいと思います!

目次

バブーシュとは

モロッコのバブーシュ
モロッコのバブーシュ

バブーシュの歴史

バブーシュとは、もとはモロッコの民族衣装のひとつ。
ペルシャ語では「脚をおおうもの」、フランス語では「革製の室内履き」という2通りの由来があるとされています。
いわゆるスリッパと同じかたちの履物ですが、折る前提で”かかと”が設けられている形が特徴。室内はもちろん外履きにも使えます。

伝統的なバブーシュは動物の革と生地や織物を縫い合わせたもので、日本ではスリッパの替わりに伝統的なタイプを室内履きするのが一般的なスタイルでした。

民族衣装が世界的に流行

そんなバブーシュが世界中で知られるようになったのは、グッチの2015年の秋冬コレクションがきかっけ。
このコレクションに、ファーでアレンジされたバブーシュを出したことで、人気に火がついたのです。

その後、ドルチェアンドガッバーナやセリーヌなどの、多くのブランドでバブーシュをモデルにした製品が続々とリリースされ、世界的なトレンドとなっていったのです。

脱ぎやすく、足にフィットするバブーシュ

内履き(スリッパ)と外履きがある

バブーシュには内履きと外履きがあります。
モロッコの伝統的なバブーシュは革できているので、アウトソールの革が厚手だったり、ソールの縫い合わせが違ったりといった特徴の差がありますが、昨今わたしたちが見るバブーシュは、靴底の素材の違いで判断してOKです。

  • 内履き用
    ソールの素材:革や布が多い
  • 外履き用
    ソールの素材:ゴムが多い

バブーシュのメリット

足元をお洒落に見せてくれるバブーシュ

パタパタ音が気にならない

スリッパは、かかとが固定されてないうえに、足とのフィットしていないものが多い(製品にもよる)ので、着地時にパタパタと音がすることがよくあります。
バブーシュは一般的なスリッパよりも足にフィットするため、パタパタ音がとても軽減されるんです。

普通のスリッパより脱げづらい

普通のスリッパは足に引っかかって転倒することがあったり、意図せず脱げてしまうことがあります。
特に階段の昇り降りの際に脱げてしまう、脱げそうになってしまうことがあり、危険です。

バブーシュはスリッパに比べて足を包み込むようにフィットするので、脱げる可能性が低く安心して使えます。ご年配の方や、入院時の室内履きにもおすすめです。

おしゃれなスリッパ

スリッパよりも靴のほうがファッショナブルだと思いませんか?一般的なスリッパとバブーシュの違いも全く同じ。バブーシュは靴のように足元がスッキリして見えるので、お洒落な室内履きとして履いていただくことができます。

バブーシュのかかとはどうする?

かかとを折ったまま踏んづけて履いても、かかとを立てて靴のように履いてもOKですが、今あるバブーシュは”かかとを折る”前提で作られている物が多くあります。中にはかかとが糊付けされているものも。かかとを折って履いても、スリッパよりも足にフィットするのが特徴です。

LOOM&SPOOLのバブーシュ

LOOM&SPOOLのバブーシュ

今回、そんなバブーシュのなかでおすすめするのが「LOOM&SPOOL」の麻&帆布生地のバブーシュ。
毎日履けるしっかりとした生地に、ヴィンテージ感のある独特の風合いの品です。

おしゃれかつ、洗えるスリッパ。

このバブーシュに使われる素材は、丈夫なジュート混帆布なのでガンガン洗えます!
スリッパは室内履きですが、長く使っていると雑菌が繁殖して薄汚れたり臭いが気になってきます。このバブーシュは型崩れなども気にせず洗えますので、どんどん洗って清潔に保ちましょう。

ジュート素材について

ジュートは天然素材で麻の1種類。身の回りの色々なものに使われています。

強度が高いうえ、通気性も優れているためスリッパには打ってつけの素材なんですが、そのままではチクチクゴワゴワしてしまうデメリットがありました。

ですが、このバブーシュに使われる生地は、綿素材と混ぜることでチクチクを軽減。加えて、特殊な酵素を混ぜて洗うことで自然な落ち感を表現するとともに、風合いがジュートとは思えないほど優しく柔らかくなっています。

このバブーシュができるまで

生地について

バブーシュの生地

このバブーシュに使用した生地は、実はあるバッグメーカー向けの提案として作られたのですが、採用に至りませんでした。

生地自体に問題があった訳ではなく、色味がバッグメーカーの求めるものと合致しなかったことが理由。採用はされませんでしたが、高度な技術加工によって生み出されたジュートオックスはこだわりの塊です。
織りは資材向け帆布で実績のある滋賀県高島市。染色は生地を痩せさせず、風合いを保つための直接染料。こだわりの洗い加工はデニムなどで実績のある岡山県で行われており、日本各地の技術を集結させた素材。

このまま使われずにいるのであればと、この生地の良さを活かせる製品として生まれたのが、このバブーシュなのです。

縫製について

そんな素材をバブーシュに仕立てたのは、徳島県の吉野川のほど近くに在るスリッパ工場。

全体重がつま先へかかるため、つま先は非常に強固でがっちりとした作りになるかと思ってしまいますが、なんとつま先の縫い代はわずか3~4mm。
シンプルに見えるバブーシュですが、込められた技術力は凄まじいものがあるんです。

スリッパ工場の製作風景1
スリッパ工場の製作風景2

詳しい情報・他の写真など

2色のバブーシュ

製品仕様

サイズM 22〜25cm
L 25〜28cm
素材ジュートコットンオックス(高島帆布)
【甲部分】指定外繊維ジュート55%、綿45%
【甲裏】指定外繊維ジュート55%、綿45%
【中布】指定外繊維ジュート55%、綿45%
【下底】PVC
産地徳島県吉野川市

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この記事を書いた人

KUBOのアバター KUBO バイヤー/メディア担当

OQRU STOREのバイヤー兼、メディア担当兼、バッグ職人。
2022年8月から入社したフレッシュな新入社員(おじさん)
使うと味のでるものや、妙に細かいところをこだわった商品が好き。
欲しいものはだいたい高い。

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