小さかったころの夏、祖母の家で出てきた麦茶。
ちょっぴりくすんだ、なんとなく青みがかった重たいグラスに入っていました。
おそらく当時はなんとも思っていなかったけれど、いま思い返してみると心があったかくなります。
昔に戻ることはできませんが、当時のアナログな製品を手にすると、昭和に流れていたゆったりとした、あたたかい空気を感じることができますよね。
今の60代以上のかたなら、もっとノスタルジーを感じられるんじゃないでしょうか。
とはいえ、特に昭和初期のグラスは骨董の部類になったものも多く、なかなか手にはいりません。
たまに流通しているのを見かけますが、プレミアがついてなかなかお高い骨董品。
欲しくても手に入らない。
この復刻グラスは、そういった方への救済ともなるレトログラスです。
- 昭和を生きたお父さんへの贈り物に
- 父の日、誕生日、定年・退職祝いのプレゼントに
- 趣のあるもの、古いものが好きな方に
昭和初期に作られていた、レトロなガラスコップを復刻
昭和初期に盛んに生産されていたレトロなガラスコップが、当時と同じハンドプレス製法にて復刻されました。
肉厚に作られたグラスはどっしりとした重量感があり、現代のグラスでは味わうことのできない趣があります。
今ではなかなかお目にすることがなくなった昭和初期を彷彿とさせるアナログなグラスたちです。
130N
ピラミッドのような造形がモダンなグラス
四角垂(ピラミッド)が並んだように見えるデザイン。
なだらかな四角垂で、先端も丸みがかっているので、ぼてっとなった可愛いグラスです。
持ったときの独特の感触が癖になります。
250N
メガネコップ・目玉コップの愛称で親しまれたグラス
その名の通り、丸いメガネや目が並んだようなデザイン。
目玉といいますがグロテスクなものではなく、どことなく生物的な美しさがあるグラスです。
個人的には、復刻シリーズのなかで一番アンティーク感を強く感じます。
260N
げんこつコップの愛称で親しまれたグラス
ゴツゴツした、げんこつを握った手を彷彿とさせるデザインのグラス。
亀甲文様が立体的に並び、このような独特のフォルムになっています。
光の屈折がとても美しい品。
270N
しのぎコップの愛称で親しまれたグラス
縦に”しのぎ”と呼ばれる筋が入ったグラス。
この縦の模様は器などにも見られます。
おばあちゃんの家の縁側で、麦茶を飲みたくなります。
280N
剣先コップの愛称で親しまれたグラス
模様の先端が剣の先っぽのように見えることから付けられた名称。
明治から変わらないデザインで、今も変わらず愛されています。
コーヒー、お茶、お酒、なんにでも使える万能グラス。
ショップオリジナルの選べるギフトセット
これらのグラスは1個ずつ、専用の箱に入っています。
ですのでもちろん1個からでも贈り物になるのですが、やっぱりグラスはセットで贈りたいですよね。
オクルストアでは、オリジナルの“選べる“ギフトセットを作りました!
5種類あるグラスたちから、お好きな4個を選んで頂きます。
専用の貼箱に、個箱のまま入れられますので、可愛い個箱も含めてプレゼントすることができますよ。
箱代込み、5,000円代で購入できますので贈り物にしやすい価格帯です。
同じグラスをセットで持って頂くものいいですが、
全て違う4種類して、色んなグラスを楽しんで頂くのもステキですよね!
ガラスの製法
最後に、このグラスを作る製造方法についてのお話を少し。
ガラスの製法にはいろいろとありますが、
多くの人がパッと思いつく製法は宙吹きガラスなんじゃないかと思います。
ステンレスなどのパイプ管(吹き棹)の端に溶解したガラスを巻き取り、
反対側から息を吹きこんで形成する手法。
他にも多くのガラスの形成製法が存在しますが、
オクルストアで扱う廣田硝子の昭和モダングラスに使われている手法は以下のものとなります。
型押しガラス
昭和初期にさかんに行われていた、当時の量産方法であった「プレス加工」のガラス製法。
オスとメスの型を作って、メス側にガラスを流しこみ、プレスして形成します。
型のデザイン・精度で品質が大きく変わるので、下手な作りのものだと、ちょっと歪んだグラスもあって面白い。
吹きガラスと違って、肉厚な、重量感のあるグラスを作ることができます。
該当の商品:この記事で紹介の昭和モダン 復刻タンブラー
型吹きガラス
冒頭でお話した「宙吹きガラス」同様、吹き棹(さお)に巻き取ったガラスに息を吹きこんで形成しますが、
宙吹きガラスが空中で形成するのに対して、型吹きガラスは型の中で吹き棹に息を吹きこんで形成。
宙吹きガラスと違って複雑な形の形成に適しています。
該当の商品:昭和モダン BYRON コーヒーグラス/サンデー
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