僕は京都通Vol.10<金閣寺と北野白梅周辺>

隣の滋賀に住んでいるので何度も訪れたことのある京都。
でも、近いだけにガイドブックを見たことはなく、実は京都のことを全く知らないことに気づき、40歳を超えてこれではダメだと「京都通」になるために今までしたことなかった下調べをしての京都旅をつづるブログです。

前回の更新からまた2ヶ月経ってしまった。本業ではじめてするクラファンの準備などに忙しく本当に書く時間がなかったという言い訳。このブログ見てるよって何人かに言われて嬉しかったのでちゃんと書きます。

例のごとく京都旅は続けている。10回続けると通りの名でだいたいどの辺かわかるようになり、観光客が右往左往している中すたすた歩くのに優越感を覚えている。今回歩いたのは京都旅の王道中の王道、金閣寺とその周辺。

2月中旬の暖かい日、西大路通から一本入ったところに車を止めスタート。
歩き始めてまず目に止まったのが、平野神社。古くから桜の名所として有名らしいが名前を聞くのもはじめてだった。確かに中を覗くとたくさんの桜の木が並んでいる。どうやら桜の期間中は有料で花見が出来るらしい。

平野神社

そのまま西大路通を北上するとあったのが、わら天神という神社。ここは京都では有名な安産祈願の神社らしい。こうやって京都を歩くと神社仏閣がほんとに多い。外国人が喜ぶ街というのもわかる。

そこから北上するとそこはもう異国。西大路通に面している金閣寺バス停には凄い人だかり。ひとつ知らなかったことだが、京都には市バスの他に”スカイホップバス”という観光バスも走っているらしい。二階建てのバスで天井がオープンになっている東京でたまに見かけるバスが京都でもあるらしく、観光地を巡るコースでを巡回しており乗り降りは自由らしい。お値段は少々お高めだけど、外国人観光客の少ない時期に一度乗ってみるのもいいと思う。

西大路通から金閣寺へとつづく鞍馬口通は観光客であふれかえっているが、一本中に入ると全くと言っていいほど人がいない。そこで人混みを避けて一本中にあるカフェでまだとっていなかったランチ。金閣寺は目の前なのに人がひとりもいなくてガラガラのカフェに逆にドキドキした。

ランチを食べた後はいよいよ金閣寺へ。
金閣寺に来るのは中学生のときの校外学習以来で、誰と来たのか、どうやって来たのか、来たと思っているだけなのかほとんど記憶がない。

入場料は600円。窓口で支払いをすると入場券代わりのお札(ふだ)とパンフレットをもらう。金額の入ったチケットではなくてお札(ふだ)って、領収書代わりになるんかな?としょうもない疑問をもって、後で調べてみると、拝観料は、一般的には入場料というより、宗教上の「お賽銭」「喜捨金」としての性格のもので、神社仏閣では非課税となるらしい。もちろんお札(ふだ)は領収書にはならない。ボロ儲けだな。

話を戻して金閣寺。日本を代表する寺だけのあって絢爛豪華、池と金色に輝く建物の調和がとても綺麗。順路に沿って歩いて小高い丘に登ると、夕佳亭(せっかてい)という金閣寺がちょうど見えるように配置された茶室がある。夕日にはえる金閣寺を見るために作られた茶室だそうで、昔の人の美意識の素晴らしさがわかる。

そこから先はお守りが売っているところやお土産が売っているところに進むが、このゾーンにくると現代人のお金に対するしたたかさを感じる。けれど、結局は貴族と庶民の違いで昔も今も変わらない世界なのかもしれない。

それにしてもこの日は天気が良くとても暖かかった、2月というのに外国人はもう半袖。

金閣寺からはきぬかけの路を南西方向へ。堂本印章美術館や立命館大学の前を過ぎ、誰もいない路をさらに歩くと瀧安寺、仁和寺と有名なお寺が続く。どちらも一度は見てみたいお寺だが時間とお金の都合で次回にすることにした。

仁和寺から嵐電(京福)北野線の御室仁和寺駅へそこから北野白梅方向へ線路沿いに歩いてみる。線路間近に道があり生活の中に電車が溶け込んでいるのがわかる。京都の街は嵐電や叡山鉄道のように小さな電車から、阪急、京阪と大きな電車がたくさん走っているが、大阪駅や東京駅のように京都駅が巨大ターミナル駅ではなくそれぞれ微妙に分散し連結しにくいところも、駅からはじまった都市ではなく、宮廷を中心に繁栄した都に電車を付け加えたがことが伺え、他の都市はない歴史とロマンを感じる。

北野白梅からさらに東へ進んで、北野天満宮方向へ。ここで見つけたのが一度行ってみたかった七味唐辛子の長文屋。行ってみたかったと思いながらこの日はここのことをすっかり忘れていたが偶然見つけて、七味を購入。中で調合されている七味はただ辛いだけではなく香りが豊か。近くに行くことがあれば絶対買うべき七味。

そろそろ歩き疲れてきたので以前に行った北野天満宮は今回パスして、梅園のみ裏から眺めて今回の旅は終了。

今回は京都の北西の方をぐるっと歩いてみた。歩いた距離は8.4kmで結構歩いた。ひとつ思ったのが京都の有名な寺の多くは臨済宗の寺が多い。臨済宗のことをもっとわかればもっと京都を楽しめるかもしれない。

そんな難しいこと考えずにただあるけばいいか。また飲み歩きツアーもやってみようかな。
誰かお供してね。私を京都へ連れてって。

僕は京都通 一覧

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この記事を書いた人

合同会社吉善 代表
バスケ好きのおじさんです。
草津でNBAのキャップをかぶっている人を見かけたらだいたい僕です。

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