メンズ服のサイズの測り方と、通販で服を買うときに失敗しないように覚えておく6つのポイント

ネットで服を買うと、サイズが合わなかったり、思った素材感と違ったり、思った色と違ったりと、
大なり小なり失敗はあるもの。
私も長年ネットで服を買ってきましたが、慣れていない頃はよく失敗をしていました。

ですが極力失敗を減らす方法はあります。
私はこれを実践して、ほとんど失敗がなくなりました。

ご自分のために買うのならば失敗しても諦めはつきますが、贈り物にする場合は、失敗したくないものです。
ネットでのお買い物で失敗続きという方は、ご参考あれ。

今回は「サイズ」についてのお話です。

目次

服のサイズの測り方

ネットで服を買うときに最も大切なサイズ選び。
Sサイズ、Mサイズというサイズではなくて、寸法の話です。
寸法を知ることは本当に大事なのですが、そのためにはまず、服のサイズの測り方を知らなくてはなりません。

どの部位を、どうやって測ったらいいの?という方にむけて、
よくあるサイズの名称と、その測り方をご説明します。

ブランド・ショップによって微妙に測り方が異なる場合があります。
一般論として参考にして下さい。

サイズの測り方 (トップス編)

トップスの採寸箇所はいくつかありますが、この5カ所の測り方を覚えていれば大体のネットショップで通用します。

  1. 肩幅:肩先から反対側までの長さ
  2. 身幅:両袖の付け下(脇の下)から反対側までの長さ
  3. 着丈:バックネックポイントから、裾までの長さ
  4. 袖丈:肩先から袖口までの長さ
  5. 袖口:袖口の直径の2倍の長さ

①肩幅について

肩幅

肩幅は、肩先から反対側の肩先までの直線距離を測ります。

②身幅・③着丈について

着丈・身幅

・身幅:脇の下から反対側の脇の下までの直線距離
・着丈:バックネックポイントから裾までの直線距離
※バックネックポイントとは、上の画像の通り、後ろ襟ぐり(リブや襟の下側)のこと。

 服を後ろ向きにして測って下さいね!

着丈

襟やフードのある服であれば、その付け根がバックネックポイント。
着丈はそこから裾までを測ります。

④袖丈・⑤袖口について

袖丈・袖口

・袖丈:肩先から袖口までの直線距離
・袖口:袖口の直径の2倍の長さ

サイズの測り方 (ボトムス編)

ボトムスについては、この6カ所の測り方を覚えておけばOKです。

  1. ウエスト:ウエストの幅の2倍
  2. ヒップ:ファスナーの開き止まり位置の直線距離の2倍
    (ファスナーなどを閉じて測る)
  3. 股上:股の分かれ目から前ベルト上までの長さ
  4. 股下:股の分かれ目からすそまでの長さ
  5. すそ幅:すその長さ
  6. 渡り幅:内股の合わせ部分からももの外側までの長さ

①ウエスト・②ヒップについて

ウエスト・ヒップ

・ウエスト:ウエストの直線距離の2倍
・ヒップ:ファスナーやボタンの開き止まり位置の直線距離の2倍
※開き止まり位置とは、上の画像の通り、ファスナーやボタンを全部開いた付け根です。

採寸するときは、ファスナーなどを全部閉じてからして下さいね!

③股上について

股上

股の分かれ目 (上の画像参照)から、一番前のベルト上までの直線距離

④股下について

股下

股の分かれ目 (上の画像参照)から裾までの直線距離

⑤裾幅について

裾幅

裾の幅の直線距離

⑥渡り幅について

渡り幅

内股の分かれ目からももの外側までの直線距離

ネットで服を買うときに失敗しない心構え

① 寸法を測れるようになれば活かすのみ

サイズガイド

一番手っ取りばやい方法があります。
それはずばり、「手元にある服と比べる」ということです。
服の寸法の測り方を覚えたのは、このためといっても過言ではありません。

お気に入りの服と同じシルエットの服が欲しいだとか、
お父さんの服がもう少しだけ着丈が短いとカッコいいのにだとか、
手元にある服のサイズはよい指標になります。

とはいえ、全く同じ寸法の服はなかなかありません。
服のシルエットは全体のバランスで成り立っているので、1ヵ所の寸法が違うとお手持ちの服のシルエット
と違ってしまうこともあります。
慣れてくると、寸法が変わった時のおおよその着用感が分かってくるのですが、
初心者のかたはトップスなら”身幅“と”着丈“を参考に。
ボトムスなら”ウエスト“と”渡り幅“を参考に探せば、着られなかったということは回避できると思います。

② サイズだけで選らばない

サイズ

いつもMサイズだから、新しく買う服もMサイズで。
という買いかたは、服を買うことに慣れていない人に時おり見られます。
サイズはあくまでもその商品での設定のため、
いつものMサイズが、別の商品ではSサイズ相当ということも当たり前のようにあります。

またお気に入りのブランドの定番商品が、今年の新作からは全くサイズ感が違う、ということも。
ブランドにもよりますが、売れるようにトレンドを意識して、毎年マイナーチェンジをしているものです。
買うときは、サイズチャートや、商品説明をしっかり見て買うようにしましょう!

③ 自己都合でも返品可能な店で買う

クーリングオフ

ネット販売ではクーリングオフは原則できません。
ですが「特定商取引法」という法律があり、
返品は受け付けないのであればその旨を、
返品を受け付けるのであれば

  • 返品できる期間は到着してどのくらいか
  • 返品送料はどちらが負担するのか
  • 返品できる条件(未使用など)

これらがECサイト上には必ず明記されています。
ですので、着用感が分からない服を買う時は、自己都合での返品ができるかどうかを
事前に確認してから購入するようにしましょう。

そのため、”試着するまでタグはとらない“、”包装されていた内袋も破いて開けない“ことに注意です。

④ 素材の特製を知る

長期間の使用などでで延びる素材や、洗濯で縮む素材など、購入時はジャストサイズであっても
いつかサイズが変化してしまう素材で作られた服もあります。

素材についてはまた別の機会にご説明しますが、例えば麻の服なんかは割と顕著な変化をみせるものです。
親切なショップなら、商品説明に”洗濯後に縮みます“などと明記してくれているのですが、
そこまでの明記を見ることは多くはないですね。
購入前に素材の特製について調べてみるのも、後々に後悔しない方法の一つですよ。

こだわりたい方は

⑤ いろんな着用写真を見る

大体のブランドは、服のシルエットを出すためにスタイルのいいモデルさんに着せた写真を掲載しています。
この服を着れば私もこんなふうに恰好よく・・・とは中々なりません (上の画像を参照ください)
正直、スタイルのいい人は何を着てもサマになります。

そのためセレクトショップのEC等では、分かりやすくするためにモデル体型ではない人のスナップ写真が掲載されていることも結構あります。
大体が身長や体重が明記されているので、ご自分が着た時のイメージを抱きやすくなっています。
ご自分が買いたい服の写真がネット上になくても、サイズ感の似た商品で探せば意外と参考になるものですよ!
また「WEAR」というアプリでは、一般のかたのスナップ写真を見ることもできます。

ですが、ここまでするのには結構時間を取られてしまうんですよね・・・

⑥ お直し前提で買わない

お直し

よくズボンの丈を短く詰めるなどして履くことがあります。
実店舗だけでなく、裾直しに対応しているネットショップもあるので便利です。

もちろんそれで間違いじゃないんですが、基本的にはお直しをしない前提で設計されていますので、
お直しをするとメーカーが意識したシルエットのバランスから逸れてしまう可能性があります。
ネットで見た着用写真からも大きく違ってしまうかもしれません。

できる限り、お直しなしで着られる服を探しましょう。
昨今、よく似た服で違う大きさのものなんて沢山ありますので。

服のサイズを測らなくても良くなるかも!?

これまでお話したことを実践しても、ネットで服を買うことを100%成功させることは難しいです。

そんなかで、近年はオンライン上で試着できるサービスを取り入れたショップが増えてきています。

ご自分の身長、体重、年齢、おおよその体格 (がっちり、細めなど)を入力すれば、
オンライン上のマネキンに着せたシルエットを確認したりできるサービスです。
過去に購入した商品との比較や、同じような体格の人はどのサイズを買う傾向にあるか、など。
ブランド、ショップによって導入しているサービスは違いますが、参考の一つとなりますよ。

ちなみに以前はZOZOTOWNで、全身の寸法を測定して確実に体に合った服を買えるといったサービスもありました。
スーツ(全身タイツのようなもの)を着て自分の体の全てを採寸するといったものです。

そうやって、ネットショッピングの技術革新は続いています。

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この記事を書いた人

KUBOのアバター KUBO バイヤー/メディア担当

OQRU STOREのバイヤー兼、メディア担当兼、バッグ職人。
2022年8月から入社したフレッシュな新入社員(おじさん)
使うと味のでるものや、妙に細かいところをこだわった商品が好き。
欲しいものはだいたい高い。

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