食器や雑貨が好きな方なら一度は耳にしたことがある、波佐見焼。
波佐見焼は400年の歴史を持つ長崎県波佐見町を中心とする焼き物をで、日常使用する食器類が多く生産されています。
波佐見焼の印象は一言で表すと「おしゃれ」。
いろんな記念や祝いの場でギフトとしてて渡しても喜ばれる商品がたくさんあります。
ナカムラが波佐見焼を進める大きな理由が3つあります。
・いろんな種類の商品があり、送る相手に合わせることができる
・磁器の商品は割れにくくお手入れが簡単
・おしゃれな商品で相手が喜ぶ顔が想像できる
思いを込めた贈り物をするときにその商品の見た目はもちろん、特徴や使い易さも重要でです。
それらを兼ね備えた商品を紹介していきます。
おしゃれな波佐見焼をプロデュースする企業、西海陶器
とはいえ、皆さんなかなか長崎まで気軽に行けるわけではないですよね。
今回は波佐見焼を代表する西海陶器さんの商品を紹介いたします。
西海陶器さんは代々窯元でしたが、1957年に肥前地区一帯の焼き物の総合商社、西海陶器株式会社が設立されました。現在では波佐見焼の地域有数の企業にまでなっておられます。また、波佐見を代表する会社として商品の魅力ははもちろん、街の未来を考えた会社運営は非常に勉強になりました。また、西海陶器さんは波佐見焼の窯元、企業と連携して商品を作っておられるので、西海陶器さんの扱う商品に波佐見焼の魅力が集約されていると行っても過言ではありません。
はふり 長角皿
はふりとは悪運を払い清らかなことを指し、
縁起の良いシリーズ名と縁起のよい「梅」をあしらっています。
レリーフのように釉薬が浮き出る特別な技法で作られており、普段使いもできる控えめさ。
長角皿はアイデア次第で幅広くお使いいただける便利な一枚です。
焼き魚などのメインははもちろん、小鉢の代わりにおかずを2品、3品並べたり、ティータイムに和菓子をおいたり。
お子様のお皿にするのも可愛くて喜ばれそうですね。
食洗器、レンジも使えますので日常使いにもぴったり。
結婚祝いや節目の祝いなど様々なシチュエーションで喜ばれそうなセットとなっております。
【西海陶器】 はふり 長角皿 白桃セット
価格 4,180円 (税込)
essence of life ネガポジ マグカップ
エッセンスオブライフは西海陶器のオリジナルブランドの一つです。”暮らしの中で、 豊かさを感じられるものづくり”をコンセプトに、陶磁器デザイナー・阿部薫太郎氏が立ち上げたプロジェクト。産地の伝統を大切にし、日々変化していく暮らしに寄り添いながら、新しいデザインと機能を追求しています。形の綺麗さと白磁の美しさが際立つシリーズです。日常使いの器ですが、どこか生活のアクセントとなるような商品が多いのが特徴です。
青色がnega(ネガ)、白色がpoji(ポジ)、容量は270mとたっぷり入ります。
名前の由来の通り、色がペアで反転しているのもおしゃれな要素のひとつです。
ペアでの販売もありますので、ご結婚の祝いや結婚記念日等にもオススメです。
このマグカップをみてなんとなく、懐かしいなと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
昭和の時代に各家庭や旅館などで上半分が白、下半分が青に白いドットの湯呑みありませんでしたか。
あの湯呑みは肥前吉田焼の窯元で作られており、「水玉彫り」という伝統技法が用いられています。水玉の部分を一つ一つ手で削ることで、凹凸が器の表情をより豊かにしています。
昔ながらのデザインを今のライフスタイルに合わせてアレンジされたのがネガポジのマグカップです。
手に収まるほどよい大きさ、ガラス質の釉薬の透明感、そして水玉彫りの表情。
ご年配方へお渡ししてもよろこばれることでしょう。
essence of life ネガポジ マグカップ
価格 2,420円 (税込)
essence of lifeトルソ
トルソの醤油差しは人の体をイメージした作りとなっており、白磁の美しい白と人の体をイメージした曲線が有機的な形を作り出しています。
小ぶりの醤油差しは手にすっぽりとなじみ、蓋が落ちないような工夫もされています。
【OQRU STOREオリジナル】木桶の天然醸造、遠藤醤油のかけ醤油と醤油差しのセット
価格 3,190円 (税込)
晴 豆皿
パステルカラーがかわいい松竹梅の豆皿3点セットで、お正月や、お子様のお食い初め等のハレの日のお食事や、ティータイムのお茶受けにもご使用いただけます。
シンプルながらも可愛らしいシルエットはおもてなしの演出はもちろん、普段使いでも活躍してくれそうです。
また、よく使うピアスやイヤリングなどの貴金属を入れて見せる収納にしたり、鍵を入れたりとインテリアとしてもお使いいただけます。アイデア一つで活躍の場が広がりそうな可愛いらしい豆皿です。
西海陶器】 晴 豆皿 3点セット
価格 3,000円 (税込)
ことほぎ くらわんか椀
くらわんか椀は江戸時代に大阪の淀川の舟上で提供されていた、ご飯、汁物、おかずなどを提供していたお椀を指し、名前の由来は「たべないか」の方言から来ています。舟上という足場の悪いところで使われたため、重心が低く、厚手の作りとなっています。
縁起のよい鶴は職人が一つ一つ手描きで描いています。
鶴は長寿の象徴としてもしられており、長寿を祝うイベントの時にもぴったりです。
また、結婚式や七五三にも使われる縁起の良いモチーフです。
さらに鶴は同じつがいで一生を添い遂げるので夫婦円満の象徴でもあるようです。
父の日や敬老の日、還暦祝いにもなどにいかがでしょうか。
【西海陶器】くらわんか椀 鶴
価格 2,860円 (税込)
箸のハコ 結び <名入れ刻印>
お祝いの席にぴったりの紅白の波佐見焼の箸置きと大分の竹箸のセット。
桐箱でギフトセットになっているので結婚祝いにはもちろん、敬老の日のお祝いや金婚祝いなどにおすすめです。
・箸置き 磁器:45×25×10mm
・箸 竹 :225mm
・木箱 桐 :245×75×35mm
箸のハコ 結び <名入れ刻印>
価格 3,850円(税込み)
※こちらの商品は名入れが可能です
今後も商品ラインナップは随時更新していく予定ですのでどうぞ楽しみにしてくださいね。
波佐見の街の未来を考えて
西海陶器さんの本社を訪ねてとても勉強になったことがあります。
他の焼き物の産地の内情をたくさん知っているわけではないのですが、波佐見焼の面白いところは一枚のお皿ができるまでにたくさんの企業が関わっているというところです。つまり大量生産を可能にするために分業がすごく進んでいるということです。特に型屋という素焼きの手前までの成型を専門にする会社があり、素焼き以降の工程を行う窯元さんも多くあるということに驚きました。
窯元=土をこねて成型して素焼きして絵付けしたり釉薬をかけて本焼きまでをするという私のイメージが完全に変わった瞬間でした。
この細分化が産地としての強みであり、産地全体の技術力やデザイン性の向上に繋がっていると感じました。そういった意味では商社やメーカーは産地全体を見据えるリーダー企業なので、産地の特徴を捉えたバラエティ豊かな商品が集約されていることになりますね。
↑こちらでも紹介していますが、波佐見町の中心部に歴史のある窯元の遺構をそのまま残し、リノベーションをして最大限利用した「西の原」という複合施設があります。
窯元の倉庫、絵付け場、窯場、事務所として使われたいた場所ががカフェ、雑貨屋、アイス屋、おにぎり屋コーヒーショップ等々に変わった結果、この西の原を目当てに九州を始め、全国から人が来るようになったそうです。
そしてこの西の原を運営しているのが西海陶器さんです。
江戸時代からつづく窯元の廃業の話を聞きいた波佐見の方々が西海陶器さんになんとかならないかと相談を持ちかけたのがきっかけだったようです。古く歴史ある建物を残したいのは街の思いではあるけれど、維持費修繕費のことを考えると簡単に残すことを選択できないのもまた現実です。それでも西海陶器さんは買い取ることを決意したそうです。
実際、波佐見に行った時に西の原に伺いました。
波佐見の街は焼き物の街です。
通りを歩けば波佐見焼の歴史と文化と伝統が感じられる素敵な街です。そしてそれらは過去を積み重ねて醸し出されるもので、古い建物や焼き物に関係する施設がなくなるとが失われていくものでもあると思います。
西の原は文化財としても登録されている窯元の遺構をそのまま残し、全く違う価値のものに変えたことで波佐見の街の昔と未来を繋ぐ場所に変わったんだな、と感じました。
そして西の原が新たな波佐見の街の魅力になっていると西海陶器の小佐々さんに西の原を案内いただきながら感じました。
もし波佐見町へ行かれた際は是非西の原にも足をお運びくださいね。
最後に
地域のことを考えるのは大手や歴史のある企業にとっては当たり前のことなのかもしれないですが、街のあり方を自分ごとのように考えられる企業はやっぱり素敵だなと思います。
そしてそんな企業様の商品を扱えることに感謝しつつ、大事に商品を育てていきたいとおもいます。
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