ワインを熟成させることで話題のVANTECHのステンレスタンブラーを色んな飲みもので試したい!
オクルストアでの取り扱いが決まってから、私のなかで密かな願望がうまれていました。
VANTECHのステンレスタンブラーやマドラーは、特殊な触媒加工によって、飲みものが触れることで飲み口がまろやかになる不思議な商品です。
ワインを熟成させたり、焼酎の飲み口がまろやかになったりと、面白い効果があるタンブラー。
詳しくはこの記事で紹介しています。
記事のなかでも自主的にいくつかの飲みもので実験をしてはいるんですが、
実は記事の期限もあったので満足に試せてはいませんでした。
はたしてどんな飲みものに、どの程度効果があるのか?
前置きはこの程度にして、試験結果を発表致します。
※これらの試験結果は、あくまでもライターKUBOの個人的な感想です。
試験の条件
- 使用したコップ:VANTECH 90mm ステンレスタンブラー (プレミアム)
- 使用したマドラー:普通のステンレスの細いスプーン
- 混ぜた回数:ゆっくり15回
たとえばワインなら、1混ぜごとに1年の熟成が目安です。 - 飲みものの温度:すべて常温
コーヒー
商品紹介の記事を書いた際にもコーヒーを試したのですが、
個人的に一番良かったのでまずはおさらいがてら。
ドリップコーヒー
商品紹介の記事でも試したものです。
対象は、個人的には苦手な酸っぱい系のコーヒー。
(今回はエチオピア産のモカにて。あとはキリマンジャロも酸味が強めです。)
酸味が少なくなってコクが増しました。
酸味に邪魔をされて感じなかったフルーティさを感じやすくなったように思います。
・・ちなみに熱いと味の変化を感じにくいので冷まして飲みましたが、
やっぱりコーヒーは熱いのがいいな。
水出しコーヒーにすればよかったと反省。
缶コーヒー (ブラック)
私にとって缶コーヒーといえば微糖一択。
缶コーヒーのブラックは、少し酸っぱい感じがして苦手だからです。
わざわざ缶コーヒーをタンブラーに移しかえるシチュエーションがくるかは分かりませんが、実践。
薄くなった感じがしました。
酸味が抑えられ、飲みやすくなったのですが、薄いです。
ドリップのようにコクが増すということはありませんでした。
混ぜる回数を減らしてみるのもいいかもしれません。
緑茶
すいません。私の舌では違いを判別することはできませんでした。
画像にある量を全部飲むくらいにはテイスティングしたのですが、無念。
渋みには影響が出づらいのかもしれません。
今回は常温まで冷ましましたが、香りをだすために暖かいままにするか、
ほうじ茶や紅茶のような香りや味の強いもので試すといいかもしれません。
水
コーヒーとお茶で、味の変化に敏感になったこの舌です。
もう水の変化にですら感じられるようになっているはず。
というわけで、お次は水。
水道水
日本の水道水は軟水ですが、地域によって硬度が異なります。
私が住んでいる滋賀県草津市は、日本で最も硬度が低い水道水が出る地域のひとつらしいです。
硬水も試しているので、真逆になって丁度いいですね。
カルキっぽさは取れません。
(そもそもそんなにカルキ臭はしませんが)
ただ、重くなったような、まったりしたような。
粘度は変わらないのですが、とろみがついたような印象です。
硬水 (硬度:304mg/L)
日本の水道水 (軟水)に比べてカルシウムとマグネシウムが多く含まれているため、
口当たりが思い硬水。
硬水によくある喉のひっかり感が薄くなった印象です。
それでもやはり、水道水(軟水)ほどの飲みやすさはありません。
どうしても硬水しかない時は、もしかすると救いになるかもしれませんね。
ジュース
オレンジジュース (果汁100%)
これも商品紹介の記事で実験ずみ。
私は若いときから自分の唾でむせるほど、ノドの弱さには定評があります。
ですので果汁100%のオレンジジュースって、私の喉にはなかなかヘビーなんです。すぐむせます。
味は濃いままに、チクチクとした攻撃性がなくなって飲みやすくなりました。
けれどもフレッシュな酸味はあって、果汁感はしっかり残っています。
より甘くなったように思えます。
いいですね。おススメです。
オレンジジュース (果汁40%)
これも商品紹介の記事で実験ずみ。
果汁の少ないジュースでは味に違いはあまり感じられませんでした。
元々が飲みやすく作られているので、あまり変化がないのかな?いう予測です。
ただ、味の方向性は変わらないのですが薄くなったように感じました。
トマトジュース
ドロドロ系のトマトジュースで試してみました。
結果は、15回混ぜただけでは変化はありませんでした。
粘度が高いと変化が現れにくいのでしょうか。
50回混ぜてみたところ、トマトジュース特有の酸味がほとんどなくなりました。
甘くないケチャップみたいなものに。
おススメしません。
穀物酢
色んな飲みもので試して分かったことは、このタンブラーは飲みものの“酸味”をおさえてくれるのでは?ということ。
実際は酸味をおさえるわけではないかもしれませんが、酸味を感じにくくなるのは確かです。
というわけで、酸っぱさの権化ともいえるお酢で試してみました。
お酢を飲むと血圧低下、疲労回復、内臓脂肪の減少などいいことづくめ!
ですがお酢をふくめて酸味のあるものが苦手なひとも多いですよね。
そこで、酸っぱさがなくなれば毎日お酢をグビグビ飲んで健康になれるはず。
まろやか系のお酢飲料なんて目じゃないのでは!?
(※お酢のとり過ぎは内臓を痛めることがあるので、1日大さじ一杯程度でOKです)
結果、だめでした。
確かにまろやかにはなっていて、厳密に言うと飲みやすくなっています。
ですが、まろやかになったとしても、お酢はお酢でした。
しっかりむせました。
水で薄めて、ハチミツを混ぜたりすれば、丁度よくなったかもしれません。
いやあ、まろやか系のお酢飲料は良く考えられた良い商品ですね!
牛乳
お酢をテイスティングしすぎて舌がおかしくなったので、
牛乳を飲んで舌を労わりました。
成分無調整のやつです。
もちろんタンブラーで変化を確認しますよ。
牛乳特有の臭みがなくなったように感じます。
(鼻でクンクンにおっても分からない、飲んだ時に鼻に抜ける香りのほうです)
とはいえ、味はしっかり牛乳ですし、こってりさは変わりません。
牛乳嫌いの人にはいいかもしれないですね!
番外編
濃い口醤油
味が濃くなり、塩みが増したように感じました。
思ったのとは全く逆の結果です。
酸っぱいものはその酸味が低減されていたので、てっきり塩味も薄くなるものかと。
今回、“塩辛い”ものはこれが初めてなので驚きでした。
試飲するたびに舌がおかしくなっていったので中断。要検証です。
コーラ
VANTECHのマドラーは触媒加工部で炭酸を混ぜると、炭酸が弱くなってしまう効果があります。
そのため、炭酸を混ぜるときは触媒加工がされていない側(マドラーの細いほう)で混ぜることが推奨されています。
私のように炭酸は強ければ強いほうがいい!という人間には炭酸が弱まるのは死活問題。
ですが、炭酸が苦手というかたも多くいらっしゃいます。
炭酸飲料の味は好きだけど、炭酸が強くて飲めない!
炭酸が弱くなるまで放置していたら、ぬるくなってしまった…
こういうかたもきっといらっしゃるはずです!
そこで、炭酸飲料をあえて触媒加工部で混ぜれば、冷たいままに微炭酸の飲みやすい飲料にできるのではないでしょうか?
炭酸飲料の代表格、コーラで試してみました。
大成功。
冷たいままに、微炭酸になっています。
これなら炭酸が苦手なひとでも大手を振ってコーラが飲めるんじゃないでしょうか?
ですがコーラなどの炭酸飲料って、炭酸があるから糖分を感じにくくなっているので、
完全に炭酸をなくしてしまうことはおススメしません。
最終的にはコーラ味の甘い何か、になってしまいます。
終わりに
普段の生活で口に入れることが多いもので色々と試してみました。
結果的にはおおよその飲みものが飲みやすく、口当たりがよくなりました。
今回は全て15回混ぜるという条件でしたが、沢山混ぜたほうがいいもの、少しでいいもの、
飲みものによって加減は全く異なるはずです。
例えばワイン一つとってみても、元々ある酸味や渋みの加減も違いますしね。
私が試験してみたものはあくまでも一例でしかありません。
次はご自分でお試しになって、あなたの最高のドリンクを見つけてみてください!
商品のご購入はこちら
【VANTECH】
78mm ダブルステンレスタンブラーグラス
【ノーマル】
8,800円 (税込)
【プレミアム】触媒加工
17,600円 (税込)
【VANTECH】
220mm
ステンレスマドラー 触媒加工
8,250円 (税込)
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