この仕事に就いてからとにかく写真を撮ることがすごく多くなりました。一眼レフで写真を撮って、選んで、必要な加工をしてまた撮影する。
たくさん撮れば、きらりと光る一枚に出会えるとおもい、なるべく多く撮るようにしています。
以前から写真を撮る機会はあったのですが、ここ数カ月で得た知識や技術を備忘録的にまとめましたので、写真を始めたばかりの方やこれから始めてみようかなといった方の参考になれば幸いです。
ちなみにナカムラはプロではございません。仕事やプライベートで楽しんで撮っている中で「あ、これ使えるな」といったコツなんかを皆さんと共有したいな思い記事にします。逆にこんな撮り方もあるよといったアドバイスもお待ちいたしております。
枚数を重ねるごとにと上手になっていくような気がするのも写真のおもしろいところですね。
一眼レフであればエントリーモデルでも素敵な写真が撮れます
ナカムラが使っているカメラはEOS KISS X5
レンズは購入時に付属していた
【標準レンズ】EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II、
【望遠レンズ】EF-S55-250mm F4-5.6 IS II、
キャノンのレンズの見方は
EF-S(デジタル専用)18-55mm(焦点距離)F3.5-5.6(開放絞り値)IS(手ぶれ補正)
【焦点距離】18-55mm数値が小さいほど広角で大きいほど望遠になります。
【F値 】(開放絞り値)F3.5-5.6が小さいほどボケやすい写真が撮れます。
Canonのエントリーモデルで現行品よりずいぶん古い機種になります。
使ってみた感想はこれで十分といったところです。
エントリーモデルなので扱いやすく必要な機能も付いていて不満を感じたことはあまりありません。
最近はスマートフォンのカメラもどんどん高性能化している上に画像加工のアプリも充実しているので、一眼レフとの差なんて案外そんなにないのかもしれないですね。
F値・・・・ボケ足の設定。F値が小さいほど、ボケやすくなり、大きくなると奥までピントの合った写真が撮れます
ISO感度・・貯めた光から写真の明るさを決める基準
同じシャッタースピード、絞りでもiso100と200では200の方が2倍明るくなります。
暗くてブレるときはISO感度をあげるとシャッター速度が早くてもブレずにとれます。
ただし感度が上がっていくと画像が荒くなるので注意が必要です。
シャッタースピード・・シャッターが開いている時間
canon eos kissx5の場合1/4000秒から30秒まで設定可能です。長く開くほどブレやすくなります
調整はF値、露出補正だけ!それ以外はオートでも十分良い写真が撮れます
技術を磨いていく上でF値、ISO感度、シャッタースピートをそれぞれ設定して自分なりの表現を作っていくのが重要でカメラの醍醐味のひとつなんでしょうが、とにかくISO感度とシャッタースピードの設定が正直むずかしいんです。
すごくあかるくなったり、逆に暗くなったり。簡単に答えが導き出せないので
ここではF値と露出補正を設定して撮影する方法を紹介します。
風景(自然)を取る
風景は基本オートモードで撮っています。
陽の高い日中はそれで十分良い写真が撮れるかと思いますが夕日など日が沈み出した時に撮る際は少し注意が必要です。
試しにオートで撮影してみて暗くなりすぎる場合はISOの感度をあげたりして調整しましょう。
家の周りには比較的自然が多く、秋になると近くにあるコスモス畑の写真を多く撮っています。
オススメの撮り方はまずテーマとなるような一輪の花やメインとなるような被写体を決めます。
そしてF値を調整しながらまわりをぼかしていきます。
使用モードはキャノンの場合は絞り値優先AEであるAVモードです。
F値を自分で調整し、その他は自動で合わせてくれます。
F値は4~6くらいに設定します。
明るさ調整は露出補正を使いましょう
ISO感度やシャッター速度は自動になっていますので、状況に合わせてカメラが勝手に調整してくれるので安心です
手ブレに加え、花などは風で揺れたりしますので三脚があると便利です。広い風景で遠くをぼかす技術は実は結構難しいので、まずはメインの被写体をきめてそれにピントを合わせて撮るだけでも素敵な写真がとれます。前ものがボケていて後ろに行くほどピントが合うといった撮影方法もマスターしたいものです。
まとめ
F値以外をオートにしてボケ足を確認しながら撮影
明るさは露出補正を使う
日中でも三脚があると便利
携帯で撮った写真を後からぼかすなら、Focosというアプリがオススメ
最近のスマートフォンのカメラはデュアルカメラが主流になりつつあり、ボケ足の調整も高性能にできるみたいなのでここであえて紹介必要はないかもしれませんが、被写体のまわりをぼかしたいときにオススメのアプリがFocosというアプリです。元の写真に自分好みのぼかしをつけることができる。とても便利なアプリです。
ある一定の機能までは無料で使えて細部まで設定が可能です。特にデュアルカメラじゃないスマートフォンにオススメです。
Focos(iphone用)
人物を撮る
人物を撮るときは太陽の位置をみること。背景をぼかすようにすること。
この二つを気にかけると人物に意識が集中しやくなる写真が撮れるのでおすすめです。
外で撮るときは標準レンズではなく、できるだけ望遠レンズを使い対象の人物よりある程度離れたところからズームでピントを人物に合わせます。ふとした表情や何気ない瞬間をうまく切り取ることができると自分でもびっくりするような良い写真がとれます。
動いたり話したりしながらリラックスして撮ると自然な写真が撮れますよ。
日が高いときは逆光気味に撮るのもオススメ。
モードは風景と同じオートフォーカスモード。陽が高いうちは露出補正を使いながら撮影します。
ズームを多用するので脇を閉めてぶれないように撮影しましょう。
まとめ
望遠レンズで離れたところからズーム
F値を調整して周りをぼかすとより人物にフォーカスした写真に
日向だけでなく、日陰や影をうまく使う
物を撮る
これは完全なナカムラの仕事の一つです。
最近物を撮ることも多くなったので、復習がてら書いていきます。
基本的に食器を撮影するときはとにかく午前中に済ませてしまいます。
窓から斜めに入る自然光を利用したいので、今の季節だと8時半〜10時くらいに東〜南向きの窓付近に机を寄せて撮影することが多いです。
逆に黄色味を生かしてノスタルジックな雰囲気にしたいのであれば、西日を利用するのもアリだと思います。
横からの光だと、物がより立体に見えます。特にお皿は動きのなく、のっぺりしやすいので陰影がつくだけで立体感が出てより深さや大きさのイメージがししやすくなります。アクセントに色の強いものをすこし画面に入れておくと写真が締まります。
お皿に限らず、光沢のあるものは光の反射で真っ白になる白飛びと蛍光灯の反射にご注意を。
露出補正を下げて暗めにとってあとで画像加工するのもありです。
料理を撮る
料理は自然光でかつ逆光で撮ると美味しそうに見えます。
しかし、逆光で撮ると正面が影になる場合がありますので、そういった場合は机や料理を動かして光の入る角度をを少し斜めにしたり、白い紙や板(レフ板)を手前において、反射させると正面も明るくなって綺麗に撮影できます。
料理は45度の角度でとるのが一番おいしく見えます。一番豪華な夜ご飯を撮ってSNSにあげたいのですが、蛍光灯は黄色かったり、光量が足りずにのっぺりしたものになったりしますので、やはり一番美味しそうに見せてくれる自然光がオススメです。もちろん、照明や撮影機材があればそれを駆使すれば時間関係なく良い写真が撮れるかと思います。
応用でカフェや外食時に出された料理をSNSなどにあげたい場合、窓際の席を選んで自然光を使うと雰囲気良く写真がとれますよ。
番外編で月を撮ってみました
中秋の名月や月食などの天体観測のイベントがつづいたので、月を撮ることが何回かありました。
この写真はタムロンの200-500mmの望遠レンズを最大限ズームし、マニュアルでフォーカスを合わせて撮影しています。
設定はISO感度400、F値F8 、シャッタースピード1/125 だったかと思います。三脚使用でレンズの重みでシャッターを押すとしばらく揺れたので10秒タイマーで撮影しました。
おすすめ贈り物
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