【佐川美術館】水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜おばけたちはこうして生まれた〜 へいってきました!!

水木しげる

滋賀は琵琶湖や四方を山でかこまれていることもあり、自然の中で遊ぶアクティビティは意外に充実しています。
最近では小さなお子さん連れでも楽しめる公園も整備されてきていますし、以前にも増してキャンパーの姿も目にするようになりました。調べてみると草津近辺の湖岸の公園はBBQできるところも結構あるんですね。家族で楽しむアウトドアとしてデイリーキャンプは近年メジャーになったレジャーのひとつですよね。楽しそうで羨ましいです。

ただ、天候に左右のされるのが外の遊びです。せっかく準備しても雨だったらたのしさ半減もしくは中止もやむを得ない選択かもしれません。
そんな時にオススメしたい屋内施設の一つが佐川美術館です。

佐川美術館外観
目次

佐川美術館について

年に4回大規模な企画展があるので、タイミングによって好みに合う、合わないはあるかと思いますが、個人的にはいろんなジャンルの企画展が開催されているオススメの美術館のひとつです。そして佐川美術館の企画展には夏には比較的ファミリーで楽しめる企画展があり、冬には子供向けの企画展があるのが特徴です。気になる方はこまめにチェックしてくださいね。

佐川美術館

佐川美術館は、佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として守山の地に1998年3月に開館。 人工池で水庭となっており、水に浮いているかのような設計になっており、建築物としても高評価を得ています。

開館時間:9時30分~17時 (最終入館は16時30分迄)
休館日:毎週月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)
滋賀県守山市水保町北川2891
Tel:077-585-7800 Fax:077-585-7810
HP: https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

水木しげる

佐川美術館水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜おばけたちはこうして生まれた〜 へ行ってきました!!

2022年9月18日、佐川美術館へ行ってきました。この日は2022年9月16日から11月27日は水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜おばけたちはこうして生まれた〜が始まって最初の日曜日。人は多いものの、事前予約で人数制限されている中なので、混み合っているという感じはなく、快適に回ることができました。

入館料は以下となっています。中学生以下が無料となっているのも嬉しいポイントです。
一般 1,200円、高大生 800円、中学生以下無料(要保護者同伴)、障害者手帳をお持ちの方(付添者も1名のみ)無料

とはいえ、予約時間が区切られていると皆同じ時間帯に入館するのでエントランス、通路が狭くなっているところ、ミュージアムショップは混み合うことがあります。人の流れが滞っている場所では、人との距離が近くなりますのでご注意ください。

さて、肝心の企画展ですが、ネタバレになりますので、あまり詳細に語るのは控えますが、子供も十分楽しめますが大人の方がより楽しめるのではないでしょうか。それは「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」を知っているだけでなく、妖怪や怪談や伝承といった民俗学って突き詰めると日本人のアイデンティティに関わる部分でそれを水木しげる先生がとても上手に現してくれていたという理由が大きいです。水木先生自身についてはNHKの朝の連続テレビ小説で数年前に「ゲゲゲの女房」が放送されていましたので足跡については多くの方がご存知かとおもいますので、予備知識があればより楽しめる内容だと思います。

個人的には水木先生を取り巻く世界がフォークロア(民俗学)の分野から始まり、漫画、そして文化へと昇華されていく様子がわかりやすく記されていたのを興味深く見てまわりました。そして思った以上に緻密で繊細な画風に驚き、特に人物や妖怪の奥の背景や風景にリアリティを感じるものがいくつもありました。アニメでしか水木先生の世界は知らなかったので、実際の作品に触れてより一層理解が深まったような気がします。

妖怪は伝承や伝説を集めて想像力を膨らませて作っているといったような記述があり、そういった意味では時代や伝承を写す上で背景はとても重要な部分なので力をいれられておられたんでしょうね。
漫画という方法で日本固有の文化をとっても上手じょうずに表現されている、水木先生さすがです。

当の子供達は少し薄暗い雰囲気と一部の妖怪のおどろおどろしい雰囲気に圧倒されたようで、共に怖がりの5歳も2歳も十分には楽しめなかったようですがNHK教育の「おかあさんといっしょ」に一時期流れていた「妖怪しりとり」に出ていた妖怪を見つけるという目的を見つけてからは一生懸命妖怪を探していました。

小さいお子さんには企画展へ入る前のホールで展示されているAR体験のも楽しめるポイントの一つではないでしょうか。指定された場所にARアプリをかざすと、楽しいことがおこりますよ。音もでるので是非マナーモードを解除してお楽しみください。

・必ず予約して行きましょう
・エントランスが混んでいる時はARは後に回して空いた時を狙う
・ARを楽しみたいならSTREET MUSEUM というアプリを事前にダウンロードして行きましょう。
→ https://www.streetmuseum.jp/
・ミュージアムショップは人数制限があるので、混雑具合によっては「待ち」が発生します。

佐藤忠良氏の作品

常設展も楽しめる内容盛りだくさんです!

佐川美術館には企画展の他に、常設展もありますので、是非一緒にご覧ください。

佐藤忠良

佐藤忠良の銅像は館内外のいろんなところに銅像がありますので、是非探してください。佐藤忠良をしらないという方でも「おおきなかぶ」の絵本を知っているかたは多くおられるのではないかと思います。ナカムラも知っている知識はそれくらいです。でもいろんなところにいるので、宝探しみたいに楽しんでいます。

平山郁夫

平山郁夫の作品は薬師寺の壁画のイメージが個人的には一番強いのですが、ご自身の被爆体験をきっかけに描き始めた仏教の伝来をたどったシルクロードシリーズが有名です。東京藝術大学の学長を務めるなど、晩年も藝術の発展に貢献された方です。

楽吉左衛門

今回それこそ10年ぶりくらいに楽吉左衛門の展示を見にいったのですが、思った以上にたのしかったです。薄暗い地下道をすすんでいくと・・・・すごく特別感のある空間で、ちょっとドキドキワクワクします。

しかも2023年3月11日までやっている「吉左衞門X nendo×十五代吉左衞門・樂直入」は視覚に訴えた美しい映像と作品を鑑賞することができるので、肩肘張らずに観ることができる楽しい展示でした。

反対側から見るレストラン、席数は少なめです
佐川美術館まとめ

・企画展は2022年9月現在予約が必須になっています。
・バリアフリーなので車椅子の方も安心していくことができます
・路線バスでは行きにくい&高いので事前にチェックを
・レストランありますが、席数が少ないので混みそうです
(コロナ禍で以前より席数が減った気がします)

合わせていきたい近隣オススメスポット

もし、車で行かれるのであれば、合わせて行きたいオススメの場所を紹介いたします。

おうみんち

JAの直売所です。守山周辺の新鮮野菜がたくさん販売されています。地元食材を使ったバイキングも好評です。野菜の種類も豊富ですが人気の食材からなくなって行きますので午前中の早ければ早い時間帯の方が色々選べて楽しいです。近江牛や別ブログでもオススメしている遠藤醤油も販売しています。

地球市民の森

広い原っぱと大型遊具があるので、小学生までのお子さんは思いっきり遊べるオススメの公園です。おうみんちの向かいにあるので、おうみんちで食べ物を買って公園でピクニックなんて過ごし方も楽しいですよ。

水春 守山店

1日遊んで疲れた体をリフレッシュ!背の高さまで目隠しされているのでびわ湖を一望なんてわけにはいきませんが、ピエリ守山の2階と同じ高さにあるので目の前に広がる雄大な琵琶湖を感じることができ、開放感は抜群です。

おすすめ贈り物

関連記事

水木しげる

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Nakamuraのアバター Nakamura バイヤー・ライター

二児の父親です。滋賀って本当にいい所で、面白い場所、素敵な店、オススメしたい商品、楽しい人々・・・たくさんあります!
それらのものを自分の言葉で伝えていけるよう、楽しく記事を書いていきます。
インスタグラム、フェイスブックも担当しています!

コメント

コメントする

目次