エコでサステナブルな自然素材の掃除道具、棕櫚(シュロ)製品

シュロほうき
目次

自然素材でできた棕櫚の掃除道具は究極のエコ

みなさん、棕櫚(シュロ)という植物をご存知でしょうか?

棕櫚はヤシ科シュロ属の常緑高木の総称であり、日本の南九州が原産で日本国内の暖地に植栽されています。
そしてその棕櫚(シュロ)を用いてタワシやほうきなどの日用雑貨を作っている地域があります。
それは和歌山県海南市です。

職人が手間暇かけて作った棕櫚製品は見た目は洗練されて美しく、そして機能性の面で見てもとても優れています。掃除機、食洗機などどんどん便利になる世の中ではるか昔より使い続けてきた掃除道具を見直すことで、今の時代に則したエコでサステナブルな生き方に繋がる気がします。

自然素材を使用しているので、環境に負荷がかからず、自然に戻ることもできる。我々の生き方を考える上でヒントをくれそうな製品です。

現代の生活にマッチした棕櫚のほうき

BLOOM CRAFTの棕櫚のほうき
天然のワックス効果で畳が艶やかに

ほうきに取って代わって今やどこの家にもある「掃除機」。
とても便利で掃除のマストアイテムですが、音が大きいので使う時間が限られてしまいます。
特にマンションなどの集合住宅にお住いの方は遅い時間の掃除機がけは下の階に響くので日々気にかけながら使われていることと思います。

現代の家庭の約70%が共働きとの調査結果も出ているので帰りも夜遅く掃除ができないご家庭も多いかと思います。
そういったときにおすすめなのが棕櫚のほうき。

棕櫚には天然のワックス効果もあるので、畳の部屋を履くと畳にツヤを与えることができます。
また畳の目に沿ってそっとなでるだけで畳の目に詰まったゴミも掃き出すことができます。

棕櫚のほうきは天然繊維の棕櫚をたくさん使うので決して軽いというわけではないですが、履き始めるとほうきが自然にスーッと動いてくれる感覚になります。不思議と重さを感じないので長時間使っていても疲れません。

力を入れずに静かに掃除ができるのも魅力です。

小さなお子さんやペットがいるご家庭にもおすすめ

BLOOM CRAFTの棕櫚のほうき
フローリングの目に沿って履くと隙間の汚れも気持ち良く取れます

大事な家族の一員でもあるワンちゃんとネコちゃん。
また小さなお子さんがいる家庭では大きな音や動くものが苦手な子もいるかと思います。
そんなときにも大活躍。

ほうきなら音も出ないし動物の毛もしっかり集めてくれます。ある程度ほうきで集めて最後は掃除機で吸えば、大きな音が苦手な子への負担も減るのでおすすめです。

小さい中に職人の技術がつまったキッチンブラシ

BLOOM CRAFTのキッチンブラシ
キッチンブラシ 油汚れを事前に落とすことでスポンジが長持ち

カレーや油がこびりついた食器やフライパンを洗う時に、スポンジが汚れてしまい次に洗うグラスやお皿が油でベトベトになった経験はありませんか?
油汚れは洗剤をつけてもすぐ泡が立たなくなるので先にある程度汚れを落としておくのが洗剤の使用量も減らせて環境への負荷も減らすことができます。

そんなときにオススメなのが棕櫚のキッチンブラシです。
これ一本あれば、先に油汚れを落としその後にお手持ちのスポンジでお使い頂くとスポンジも長持ち!!

シンク回りのお掃除も可能です。
お掃除し易いように計算された独自のカットです。

・油汚れは、先端が斜めカット面を使用して下さい。
・頑固な汚れは平カット面を使用して下さい。

※強く擦りすぎると傷の原因になります。

BLOOM CRAFTの棕櫚のほうき

和歌山 国産 深海産業 棕櫚箒 (シュロほうき) 5玉【メーカー直送】
定価:¥22,000

詳しく商品を見る

BLOOM CRAFTの柿渋はりみちりとり (卓上型) 小

和歌山 国産 深海産業 柿渋はりみちりとり (卓上型) 小
定価:¥4,400

詳しく商品を見る

BLOOM CRAFTの棕櫚(シュロ) キッチンブラシ ロング

和歌山 国産 深海産業 棕櫚(シュロ) キッチンブラシ ロング
定価:¥1,650

詳しく商品を見る

和歌山の伝統産業として長い歴史をもちます

ヤシ科の棕櫚

棕櫚製品は和歌山県の伝統工芸品として認定されており、江戸時代より今に受け継がれています。
和歌山を代表する地場産業に「家庭日用品産業」があり、全国シェアの約8割を占めるという和歌山が全国に誇る産業の一つとなっています。そのルーツは、和歌山県海南市で栽培されていた棕櫚(シュロ)を原料にした棕櫚産業と言われています。主に縄、蓑、束子、箒などが製造されていました。

野上谷とは、海南市東部(北野上、中野上、南野上)から野上町及び美里町の一部に及ぶ地域を総称した呼び方であり、紀ノ川平野と比較して平野に恵まれないこの地方では、棕櫚産業は、山村に住む人々の生活の知恵が生み出した生計を建てるための手段であり、棕櫚皮を集荷、加工し全国に売り歩き収入を得ていたようです。棕櫚が生計の目的をもって植えられ始めたのは弘和年間(1381~84)だとされていますが確かな証拠は残っていません。

天保10年(1839)に発行された「紀伊続風土記」の記述からは、19世紀の初頭には棕櫚は藩内のいたるところに植えられており、なかでも野上谷や有田郡の奥地で多く栽培され、棕櫚皮のままあるいは棕櫚縄にして各地へ出荷し、かなりの利益をあげていたとされています。

職人育成プロジェクトで注目を浴びる深海産業

深海産業での棕櫚のほうき製作風景

この棕櫚のほうきや掃除道具を作っている深海産業有限会社は「職人育成プロジェクト」と銘打ち、地元の伝統産業守り、未来へ伝えるために「Broom Craft」を立ち上げました。

“棕櫚・シダ箒の持つ深い歴史を、人の手で大切に繋いでいきたい。
未来に、そして世界へ。”
歴史ある箒の作り方をもとに、独自の製法によって、職人さんが一つ一つ手作りで製作しています。
使い方次第では長くご愛用いただけます。

自信を持って作られている製品が、お客様の生活に寄り添い続け、長年ご愛用いただけるよう、
一品一品丁寧に心を込めて製作しておられます。

歴史ある箒の作り方をもとに、日々研鑽を重ねて新たな製品づくりにもチャレンジされています。
世界に羽ばたく新たな工芸品、一度使うとその良さが実感できる製品ばかりです。






シュロほうき

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Nakamuraのアバター Nakamura バイヤー・ライター

二児の父親です。滋賀って本当にいい所で、面白い場所、素敵な店、オススメしたい商品、楽しい人々・・・たくさんあります!
それらのものを自分の言葉で伝えていけるよう、楽しく記事を書いていきます。
インスタグラム、フェイスブックも担当しています!

コメント

コメントする

目次