iPhoneで撮った写真を年賀状やメッセージカードのはがきサイズの紙に印刷するために加工するときにどうも載せたい被写体をトリミングしたらいれたい部分が入らない、逆にいらない背景が入り過ぎてしまうことがあると思います。
それは単純にiPhoneで撮った写真は縦長だったり横長だったりするからです。
iPhoneで写真を見るのが当たり前になり過ぎて、知らないうちにわたしたちは細長い写真が当たり前になっています。そこで、iPhoneで撮った写真の大きさいやハガキの大きさなどを検証して年賀状やメッセージカードに載せる写真はどのように撮ればいいのか説明していきます。
写真の長辺と短辺の比率を表すアスペクト比
写真や画像の長辺と短辺の比率をあらわる言葉をアスペクト比と言います。
このアスペクト比は写真や画像だけではなく、さまざまなものの比率を表す言葉なので覚えておくと、家電のカタログや比較サイトなどでスペックを比較する際にも出てくる言葉なので覚えておくといいでしょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E6%AF%94
ハガキとiPhoneで撮った写真のアスペクト比の比較
アスペクト比は小数がなるべく小さくなるように表され、iPhoneならば通常「9:19.5」などで表されますが、上の図はわかりやすいように短辺を「1」としたときのアスペスト比ときの年賀状(はがき)とそれぞれの写真のサイズを表しています。
一番左が「はがき」で左から二つ目が昭和生まれの人には馴染みの深い、フィルム写真で現像に出していた時の「L版」、そしてiPhoneとiPadでの写真で見た目でわかるようにiPhoneの写真ははがきやL版の写真より1.5倍近く細長い写真ということがわかると思います。
iPhone/iPad/Apple Watch解像度(画面サイズ)早見表
年賀状やメッセージに使用す写真は正方形でトリミングすることを意識する
上はiPhoneで撮影した満開の桜の木の下での家族写真です。
どこかの河川敷でしょうか、たくさんの桜の木ありどれも満開に咲いているのがわかります。
つづいてiPhoneで撮影した画像をはがきサイズにトリミング(切り抜き)した写真です。
上まであった満開の桜の花がなくなり一本の桜の木の下で撮影したような写真になりました。
最後に正方形にトリミング(切り抜き)した写真です。
年賀状やメッセージカードにするときもはがき全面に写真を載せることはあまりしない(昔は写真屋さんでよく作ってもらっていた)と思うので、年賀状やメッセージカードだけではなくInstagramなどのSNSでもよく使う正方形に画像です。正方形にトリミングすると桜のピンクより下の緑の方が目立って、草むらで家族写真を撮影したようになります。
というように、iPhoneで撮影した写真を年賀状やメッセージカードに載せるように加工するとイメージの違った写真になることがわかったと思います。
特に記念写真で「人物+桜の木」や「人物+看板」など人物と背景をiPhoneで撮る場合は気をつけましょう。
これはInstagramやFacebookに投稿する際も同じことが言えます。
とりあえずとにかく離れて被写体を小さく撮る
今まで書いてきたようにiPhoneで撮った写真はとにかく細長いと言うことがわかったと思います。
そして、iPhoneの性能もだんだん良くなり最近の機種ではポートレートモードなどがあり、わたしたちは接写することが当たり前になってしまっています。
接写でiPhoneの画面いっぱいの納得いく写真が撮れたら、とりあえず離れて同じ写真を撮っておいてください。そうすれば、年賀状やメッセージカードに載せるときや何か加工して使いたい時にきっと役に立つと思います。
まとめ
iPhoneで撮った写真のアスペクト比をはがきサイズなどと比べてみました。
今では年賀状は送らないし、印刷することもないし撮った写真はiPhoneで見るだけと考える人は多いと思います。
ですが、出産時や入学式の記念写真は内祝いにつけたり、家族写真なんかは加工してプリントアウトして残しておこうと思うことは多々あります。
ですので、とりあえず記念写真はiPhoneの画面にいっぱいに撮影した後はとにかく離れて一枚撮影しておくことをおすすめします。
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