お盆に帰ってくるご先祖と、親族に会いに。
というのを半分、もう半分はうどんを食べに、お盆に香川県に帰省してきました。
香川(高松)への交通手段
香川って特だん遠くはないんですが、海のむこう側にあるせいか、行くとなるとちょっと覚悟がいります。
ですが海をわたるからこそ、近いくせに長旅気分を味わえる、にくい土地でもあります。
香川へ行く手段は、車、バス、電車、フェリー、飛行機の中からお好きな方法を。
2人以上で行く場合、おススメなのは車。コスパが一番良いです!
四国に渡るには「明石海峡大橋」か「瀬戸大橋」を渡る必要があるんですが、
自分の運転で大きな橋を渡るときは、高揚感が沸々と。
景色を観たいからってスピードを急激におとすのはダメですよ。
1人ですと、高速バスがおススメ!
今回わたしはバスで帰りました。
関西だと大阪駅、京都駅から香川行きのバスが出ています。
わたしは京都駅から高松駅まで乗って、3時間40分の旅でした。
寝ていれば着きます。
トイレ休憩から戻るときに、乗るバスを間違えないようお気をつけて。
実は三ノ宮港(兵庫県神戸市)から高松港まで出ているジャンボフェリーが一番お気に入りです。
徒歩客は1990円(深夜は+500円、土日祝ダイヤは+500円)と最安。
4時間15~45分かけて、瀬戸内海を優雅に渡航します。
デッキにも出られますし、天気のいい日は景色を見ているだけでも楽しめます。
ただ、三ノ宮港まで時間がかかるのがネック(わたしは家から2時間かかります)
高速バスとジャンボフェリーは繁忙期は要予約ですのでご注意を!
地元の魚を食べたくて
香川に来たらうどん、、、ではなく、魚も美味しい土地なのでまずは地魚を食べました。
今回は地元の定食屋で地魚のカンパチとマダコの刺身定食を。
タコといえば西日本だと明石ダコ(兵庫県)が有名ですが、香川も同じ瀬戸内海ですからね。
美味しいタコが捕れるんです!
瀬戸内海周辺では産卵期に入る6~9月頃のものを「麦わらだこ」と呼んで旬とされています。
カンパチもマダコも新鮮で美味しゅうございました!
今回はシーズン外だったので食べられなかったですが、実は香川県といえばハマチの養殖がさかん。
香川は全国で初めてハマチの養殖に成功した、ハマチ養殖発祥の土地です。
瀬戸内海の小豆島で生産がさかんなオリーブの葉を餌に混ぜて育てたハマチは「オリーブハマチ」と呼ばれます。
魚臭くないさっぱりとした身になるということで、青魚の匂いが苦手なひとにも好評です。
旬は10月~12月くらいかな。ひいき目なしに、美味しいですよ!
ちょっと変わった形の山、屋島へ
次の日は、数年前から山頂が再開発されていると聞いた屋島へ。
屋島とは香川県高松市北東部にある、瀬戸内海に要塞のように突き出た半島。
メサとよばれるテーブル状の台地で、国の史跡・天然記念物に指定されています。
源平合戦の際は地形の特ちょうを生かし、平家が軍事拠点にしたことでも有名。
昔は完全な島でしたが、埋め立てなどでいまは地続きに。高松市のシンボル。
ドライブウェイが無料になっていました。
駐車料金は1日300円。昔はドライブウェイに630円かかっていた(駐車は無料)ので、行きやすくなったもんだ。
入口から頂上までは約3.7km。
街中、主要国道から2分ではいるドライブウェイ、急に広がるいい景色。
脳が状況の変化を理解するまえには、頂上に到着しています。所要時間は10分程度でしょうか。
駐車場について、歩いて100mほど。まずは四国八十八箇所霊場の第八十四番札所、「屋島寺」へ。
くわしい歴史はネットで調べていただくとして、地元民のイメージをお伝えすると”たぬきのお寺“。
境内には可愛らしいたぬきの石造がドンっと建立されています。
屋島のタヌキは太三郎狸(たさぶろうたぬき)、禿狸(はげたぬき)と呼ばれています。
変化の妙技が日本一ともよばれる伝説の狸です。化け狸の偉いやつです。
佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と並んで、日本三大狸に数えられています。
某有名アニメスタジオの、たぬきのアニメ映画では、多摩のたぬきが四国や佐渡から長老の応援を頼んでましたよね。
その時に呼ばれた四国のたぬきというのが、この屋島の狸なんです。
屋島寺の境内をぬけて、道なりに。
すると屋島に数ある展望第の一つ、”獅子の霊厳展望台“に到着します。
瀬戸内海にうかぶ島々や高松市街地、讃岐山脈など、瀬戸内の美しさを満喫できる絶景スポットです。
晴れた日なら瀬戸大橋も観ることができますよ。
今回は朝に訪れましたが、おススメは夜景。
そして毎年お盆に開催される花火大会では、屋島山頂は最高の花火鑑賞スポットとなります。
少し距離があるので迫力は少ないですが、夜景と花火の両方を山頂から見下ろして鑑賞できるというのは珍しいかも。
おそらく一年で最も人が多いので、向かわれる際はお早めに。
今年は花火は中止でしたが。残念。
いざ、うどん。
香川県といえば、さぬきうどん。
やはり外せませんよね。
ここで少しうん蓄を。
なぜ香川県でうどんが作られるようになったか、のお話。
香川県が面する瀬戸内海は、日本でも雨が少ない地域のひとつです。
(わたしが住んでいたころ、夏になると断水におびえていました)
そのため、成長に多くの水が必要なお米の生産がむずかしく、代わりに比較的水のいらない小麦の生産がさかんでした。
その小麦がうどんの原料となったのです。
また、海があるので塩の生産もさかん。
塩があるので醤油の生産もさかん。
(塩も醤油も語ると長い歴史があります)
瀬戸内海からは出汁のもととなる”いりこ“も多く捕ることができます。
うどんの材料となるもの、全ての生産がさかんな県なのです。
そりゃあうどんができるわけです。
空海がうどんを伝えたという説もありますが、確かな文献はないみたいですね。
ただコシがあるだけじゃない、表面がふわっとモチモチ、でも嚙んだらしっかりコシがある良いうどん。
いりこの出汁がきいたツユも、角がない優しいお味。
慣れ親しみすぎているうどんなので多くは語りませんけれど、とっても美味しゅうございました。
また食べに帰ります。
サコッシュが大活躍でした
海鮮を食べ、地元の山に登り、うどんを食べただけの帰省でしたけれど、
なんだかんだとたくさん歩きました。
今回はシナテルのサコッシュを身につけていましたが、やっぱり使いやすいですね。
他の荷物は車において、サコッシュには財布、スマホ、ポータブル充電器、ハンカチのみ。
暑いなか、軽装になれて楽々でした。
この記事を読んでくれたあなたも、軽くて丈夫なサコッシュを持って、いつか香川に行ってみてください!
高島帆布サコッシュ
6,600円 (税込)
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